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岡山市長選 最終日

最後の二日間は、どこまでもどこまでも歩いた。

岡山市内表町のあたりを歩くのは、93年の中選挙区での選挙以来、久しぶりのことだった。
「きびだんご」で有名な廣栄堂武田本店の前で路面電車にひかれそうになったことなどを、懐かしく思い出しながら、無我夢中で歩き続けた。東京には路面電車はもうほとんどないからだ。

立派な門構えの並ぶお屋敷街を通り、12年前よりも少し寂れた感のある商店街を抜け、どこまでも坂道を登り、そして下った。

この道を歩いていると12年前の選挙をどうしようもなく思い出した。応援してくださる自民党の方々。今よりほんの少しだけ若かった父。そして私は、まだ大学をでたばかりで本当に世間知らずの子供として応援に加わっているに過ぎなかった。

あのときと同じように、今日この道を歩いている。

温かい激励の言葉を聞いて、たしかな勝利に向かって着実に歩いているように思うときもあれば、どうしようもなく大きな敵と戦っている無力感に襲われながら歩いていることもあった。

12年前のこの道は、父の初当選への道だった。

この道は、今度はどこに続いているんだろう?

あまりに歩きすぎて意識がときどきふっと遠くなったり、また妙にクリアになってきたりした。
-
-もしかしたら、父は負けてしまうのかもしれない。
--どんなに頑張っても、私のちっぽけな力など遠く及ばないところで、全ては決まっているのかもしれない。

そうかもしれない。ただ、私には選挙の勝ち負けよりも、何よりも伝えたいことがあった。

それは父の誠実さだった。

父と母の誠実な生き方を、二人が懸命に支えあって歩いてきたこの12年間を、一人でも多くの方に知ってほしかった。「バーター」という報道に接して、父を誤解している方でも、その子供が頭を下げて歩いくのを見たら、もしかしたら考えなおすきっかけを持ってくださるかもしれない。

熊代さんはこういわれているんだけど、本当は違うのではないか・・と。


一人で多くの人に父の本当の姿を知ってもらいたい。 それこそが、私のめざす勝利だった。

夕方に予定された、「桃太郎ウォーク」の時間がやってきた。父と支援者の方たちの投票をよびかける行進だ。
私はそれには参加せず、挨拶まわりを続けることにした。

小雨がふりだしたが、私たちはかまわずに歩き続けた。これまでにも何回も挨拶周りはしたが、意識が遠くなるほど、歩いたのはこれが初めてだった。あと何時間歩けるだろう、あと何人の方と握手ができるのだろう。

いつの間にか夕闇が迫っていた。

父の「マイク納め」まで、もうあと数時間だった。

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