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岡山市長選 閑話休題

さて、いつになく選挙に対してシリアスになってしまった私だったが、私達が涙、涙で選挙選を戦っていたかといわれるとそれも全く違う気がする。

というより、選挙選では本当にたくさんの方たちに会う。中にはとんでもなく面白い方もいる。 むしろ毎日笑ってばかりいた、といったほうが真実に近いのかもしれない。

ある山の中の集落を挨拶周りで歩いていたときに、「古武士」といった一種荘厳な雰囲気の上品な老紳士に呼び止められた。

「あなた様がどういう経歴の方かは存じ上げませんが、先日の娘さんの演説会でのお話を伺い、おそらくは東京大学か御茶ノ水女子を卒業なさった才媛とお見受け致しました。私は長らく熊代先生を応援してきたものですが、今度の選挙だけはどうしても悔しくてなりません。そこで」

老紳士の額縁メガネがキラリと光った・・・ように思った。

「聞けばお子さんがまだ小さいそうですが、ぜひお子様がご立派に成人された暁には、衆議員2区から立候補して頂き、見事あの萩原誠司から議席を奪い返して頂きたいのです。ぜひ先生のご無念をはらして下さい。」

と背筋をぴしっと伸ばした謹厳な面持ちの男性は、深々と頭を下げながらそう仰った。


子どもが成人するまで15年はかかる。あまりに壮大なスケールのプランに笑い出しそうになりつつも、反論できる雰囲気ではなく、

「有難うございます。ご期待にそうよう精進いたします」

と私もなるべく厳粛な面持ちで答え、その老紳士とは厳かにお別れをした。

私としては「東大・御茶ノ水卒」というところがいたく気に入り、兄に帰りの車の中で「これって、やっぱり教養が顔にでたということかしらん」、と喜んで話したところ一生に付された。

「お前もつくづく図々しい奴だな。何が東大にお茶の水だよ。数学ができなかったから私立文系です、とちゃんと正直に答えたんだろうなあ。」


夜になってからそのことを思い出して話したところ、父は「お子さんが見事成人された暁には」のところで声をだして笑ってこう言った。

「それはまた随分気の長い話だねえ。」

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